たまにこんな依頼もきます。
ご近所の神社で大きな木を切ったものを
昔にもらって大工さんに脚だけ付けてもら
って使っていたそうです。
簡単に天板の裏に穴をあけて脚を突っ込ん
でいるだけなので当然のようにかなり反ってしまってすでにテーブル
としてはかなり使いが悪かったとのことでした。
板の反りを削って平面に直し、脚を新たに制作するのですが、
厚い板で1センチ以上は反り返っているので大変です。
もちろん手押しカンナ盤は使えるわけもなく電動カンナを
一日駆使してそのあとはひたすら手仕事が続きます。
一般の人はよく勘違いしがちですが板が厚ければ狂わないだろうと
思われるみたいですが、どっこいそんなことはありません。
厚かろうが薄かろうが木は生きているのです。
同じように死ぬまで動き続けます。